お姉さん、いつもありがとう

やさしい姉へ

私にとって、お姉さんがいることは生まれてこの方当然のことでした。そして、自分を愛してくれたり面倒を見てくれるのも当たり前のことすぎて、これまでやってもらったこと一つ一つについて、感謝をしたことがありませんでした。

あらためて振り返ってみると、子どもの頃から今に至るまで、ものすごくたくさん感謝をしなくてはいけないことに気がつきました。

そもそも私が生まれてから、大好きなお母さんを取られてしまった衝撃はどれほどだったでしょうか。おそらくそれまでとは違って、お姉さんらしく甘えるのを我慢したことばかりだったのではと想像できます。

その上で、妹の私をかわいがってくれたのです。こちらはお姉さんの苦労など何もわからないで、かわいがられて当たり前！という調子でしたから・・。これだけでも「どうもありがとうございました。」と言うだけでは到底感謝しきれないです。

近所の子供たちと遊んでいるときも、常に妹の私に目を配ってくれて、かばってくれることも多かったですよね。何度助けられたか分からないくらいです。

大人になった今でも、的確なアドバイスをしてくれるお姉さんです。口うるさくなくて、ここぞというときだけバシッと言ってくれるので有り難いです。

とにかく、恥ずかしくて感謝の気持ちを伝えたことがなかったけれど、いつかきちんと伝えたいです。「お姉さん、どうもありがとうございました。これからは、私が力になれるようにするからね！」

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