ありがとう！母さん喜んでいたよ。

我が兄貴へ

私には８０歳を過ぎた母がいます。
そして２歳違いの兄がいます。

兄が今日休暇を取り、母をふるさとへ連れて行ってくれました。
母のふるさとは、山の中。
新幹線から在来線へ、そしてバスを２本乗り継いで、、、
いくら元気とは言え、８０歳を過ぎた母が、東京から福島へ行くのは、なかなか難しいことです。

母はいつも≪もう田舎には行かなくてもいいよ。田舎のみんなとはいつでも電話で話せるから≫と言っていました。
でもねぇ。。。そりゃ、会いたいよね、兄妹だもの。
入院している伯父さんの事を、いつも心配しているじゃない？
お墓が荒れてはいないかと、いつも心配しているじゃない？

母さん、田舎はどうだった？
母はまるで少女のように目をキラキラさせて、たくさんの話しをしてくれました。
母さん、その目は泣きはらした目だね。
たくさん、泣いてきたんだね。

兄貴殿、ありがとう！
母さん、本当に喜んでいましたよ。

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