亡き母への感謝と謝罪

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大好きな母へ

私は、あなたのことを本当は心の底から尊敬していました。

私のことを女手一つで大学まで行かせてくれたこと、私の駆け落ち結婚を受け入れてくれ、結婚式にアメリカまで駆けつけてくれたこと、いつも私や孫たちのことを心配してくれていたことなど、数えきれないことを母からしてもらっていたのに、そして、そのことを知っていたのに、なかなか素直に感謝の気持ちを表すことができませんでした。私は、いつも生き生きと働いているあなたに嫉妬していたのです。羨ましかったのです。

自分は何をやってもぱっとせず、あなたの足元にも及ばないことが悔しくてネガティブな気持になっていました。それにひきかえ、あなたはいつも前向きに人生を真っ直ぐに歩んでいました。そんなあなたが眩し過ぎて、私は自分勝手に落ち込んでいたのです。

あなたが天国に旅立ってしまった今、そのことがはっきりと分かります。あなたの偉大さが身に染みます。本当は大好きだったのに、なぜもっと素直に愛情表現ができなかったのだろうかと悔やまれてなりません。

あなたが癌の第四ステージだと診断され、最後の五か月という本当に短い時間を看病させてもらうという贈り物を神様からせっかくいただいていながら、私はそれにも気づかずに、疲れただのと心ない言葉を漏らしていました。なんという娘でしょう。

ママ、本当にごめんなさい。そして、ありがとう。今、私が幸せにしていられるのも全てあなたのお蔭です。今更こんなこと言っても遅いことは分かっています。でも、言わずにはいられない。せめて、この紙面を借りて、天国のあなたへ私の気持ちを伝えさせてもらいました。

ママを見習い、全身全霊で生きていこうと思います。本当にありがとうございます。あなたの娘としてこの世に生を受けたこと、心から感謝しています。

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