- 05 姉妹・兄弟へのありがとう
- 2019.03.08
響かないかもしれないけれど
甘え上手で、家ではおっちょこちょいな君へ
歳が離れているせいか私が成人した後でも、学生でしたね。昨年から、社会に出て立派に働いていることを知っています。 小さい頃の写真を見返すと、私に瓜二つで写真を見返す機会がある時は必ず、本当にそっくりだよね、と言われることがあります。
今では性格は正反対なのに。私は社交的で友達も多くて明るいあなたが羨ましいです。あなたから見たら私のような姉は尊敬できることなどひとつもないでしょう。 でもある時あなたは言いました。
「小さい時にお父さんとお母さんを独り占めしたんだから、私にも独り占めさせてよ」
正直驚きました。 私は、持病のせいで入院や手術が幾度かありました。 幼い頃だったので、妹には記憶がないと思ってばかりいたのです。
それを聞いた時、羨ましかったのは私だけではなかったんだな、と思いました。
それ以来、私が勝手に作っていた、壁というものがなくなりました。妹に遠慮することがなくなり、思ったことをきちんと口に出来るようになりました。そして妹もまた、私に遠慮なく、悩み、楽しさ、怒り、全ての感情をさらけ出すようになってくれました。
姉としては、季節毎に変わる洋服代がとてつもなく心配ですが、倹約家の面があるあなたは、大丈夫だと信じています。 でも、 あなたの方が収入があるのに、誕生日プレゼントや正月のお年玉をねだるのを少しだけ控えてくれると嬉しいです。が、この世界でだった一人の妹なので、少しだけ甘やかしてしまう自分もいます。
これから、あなたの知らない世界が、たくさん待っています。何か悩みがあれば少しでも力になれればと思っていますので、何でも相談して欲しいです。
追伸 忘れ物をたくさんしてしまう部分だけは、直した方がいいと思うよ。
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