血の繋がりが無い父に心より感謝。

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父親へ

私の両親は私が小学生の1年生の時に離婚をしました。当時は離婚をする人が非常に少なかった時代でしたので、×1と言う言葉なとも勿論なく、子供心に、大変なことが家族に起きていると言う事だけをうっすら感じていました。

私は中学1年生の時まで祖父母の手によって育てられましたは、中学2になる時に母から、「会わせたい人が居る」と、言われた時は思春期の私には耐えられないものでした。

初めて新しい父親に会った時には凄く反抗的な態度を取りましたが、何となく新しい父との生活が始まり、後に兄弟になる子供が生まれて、私たちは4人家族になりました。

学生時代は父親とは口を一度も効くことがありませんでしたが、私が結婚をして子供を授かり、私の子供を本当に可愛がってくれて、愛してくれた父は変わらず寡黙でしたが、初めてその時に父のこれまでの想いを感じました。

私が何も不自由すること無く、学校へ通えたり、生活ができたのは、父親のお陰だと言う事が、自分が親となり分かりました。

そんな父が突然病に倒れたのは昨年の夏でした。
検査の結果、余命1年と言われて、母と二人で呆然とした夏の日・・

現在は意識が無い状態ですが、父は生き続けてくれています。こんなにも父が頑張っているのは、私がまだ、「ありがとう」の言葉を父に伝えられていないからだと思いました。

今ここに、心からの感謝の気持ちを伝えたいです。
もう、頑張らなくていいよ。ゆっくり休んでください。

娘より。

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