- 13 その他のありがとう
- 2025.01.05
沢山のありがとうとごめんなさいをあなたへ
おばさんたちへ
うちの両親が離婚して・・、私と母が出戻って・・、実家で祖父母とくらして・・、ほんとうにわたしは幸せでした。
だけど、思っていたの。
ほんとうは、おばさんたちもおじさんたちも・・、自分たちの実家にわたしたちが居座って・・、大好きな両親であるはずの祖父母と一緒にくらすようになっちゃって・・さみしいのかな、いやなんじゃないかな・・、本当は憎まれて恨まれてるのかなって。
きっと心のずっと奥底では邪魔なのかなって・・。
わたしはすごく幸せだったの。
他には何もいらなくて、のほほーんと暮らせるくらい幸せだった。
ちょっとだけ後ろめたいなにかがあっても、一度も出て行かせる気なんかなかった、ここに一緒にいる家族はおまえだよ、って言ってくれた大好きな祖父母と暮らすこの場所がとても好きだったの・・。
養子にっておもってくれたこと、いってくれたこと、うれしかったの。
絶対に手放さないんだ、自分の家族はお嫁にいった娘達じゃなくておまえたちだよっていってもらえて本当にうれしかったの・・。・・ごめんなさい・・。
おばさんたちがよくしてくれてうれしかったの。
だけど、おばさんたちよりももっと祖父母のことを好きになってしまっていたの。
わたしが幸せでいると裏側でおばさんやおじさんやいとこたちが少し寂しいのも知ってるの。
なのにそれでも私幸せだったの。
申し訳ないような、自分だけずるいような、なんで失敗しただけの親子がそこでぬくぬく幸せになるの!?って、いっぱいおもったことがあるの。
この話は絶対に話すことはしない。
話すのはきっとどちらにしてもずるいから。卑怯だから。
だから絶対に伝えない。きっと何を言われてもさみしかったと思うから。
だから今ここでだけ伝えます。
あなたのさみしさ、悔しさ、せつなさ、そのうしろで、そのおかげで、私は今まで幸せに過ごしておとなになることができました。
あなたの大事なおかあさんとおとうさんのおかげで生きてこれました。
あなたの仕方ないか・・で許してもらってのんきに大きくなれました。
ほんとうに、ありがとうございました。
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