- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.07.17
遠い転勤先に遊びに来てくれた友人
地元の友人へ
主人が転勤族で、2~3年ごとに色々な地方を転々としています。
今でこそ慣れましたが最初の転勤はとても大変でした。
私は生まれた時から結婚するまで、ずっと地元の学校へ通い、地元の企業に勤め実家で暮らしていたので、最初は転勤というものに少し憧れがありました。
結婚して最初の転勤の時、見知らぬ土地で暮らすのも悪くないと、旅行気分でいたのかもしれません。
でも実際に全く知らない街で暮らしてみたら、不安だらけで寂しくて仕方ありませんでした。
主人が出張の時などは、一人でテレビを見ながら食事をしていても、張り合いがなく寂しくて涙がこぼれそうでした。これが地元だったら実家へ帰ったり、友人とごはん食べたりして過ごせるのにと、転勤に対して甘い気持ちを抱いていた自分を悔いました。
早く子供でも出来ればママ友が出来るかもしれないとも思いましたが、なかなか授かりません。であれば仕事をと思いましたが転勤があるので面接で落とされてしまったりと、鬱々とした日々ばかり過ごしていました。
そして転勤から半年過ぎた頃、地元の友人が子供を連れて遊びに来てくれると連絡がありました。
その頃、友人の多くは子育て真っ最中で、なかなか遠い地方まで遊びに来てもらうことは困難でしたので、この連絡は非常に嬉しいものでした。
友人が来る当日、私は待ちきれずに新幹線のホームまで迎えに行きました。
新幹線がホームへ入ってくると、窓から友人の姿が見えました。そして降りてきた彼女の顔を見て、涙が溢れてしまいました。
そんな私を見て、彼女も何か察するものがあったのだと思います。
私をぎゅっと抱きしめてくれました。
いい年をして情けないですが、半年くらい主人以外の人とお茶したりランチしたりすることがなかったので、このときは半年分たくさんたくさんおしゃべりをしました。
今でこそやっと転勤に慣れ、転勤族の友人も出来ましたが、あの時はとにかく人恋しい時期でした。彼女が来てくれなかったら、私はどうしていただろうかと今でも思います。
小学生連れの新幹線は、何かと大変だし費用もかかるのに、遠い所まで会いに来てくれた彼女には今でもとても感謝しています。
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