25年前に亡くなったおばあちゃん

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大好きなおばあちゃんへ

25年前に亡くなったおばあちゃん。
いつもいつも、私たちのことを一番に考えてくれてありがとう。
おばあちゃんがいなければ、今の私はいなかったです。兄弟喧嘩で、私はいつもぎりぎりまで我慢して感情を爆発させてしまうやり方しか出来なかったから、側から見たら、エキセントリックな危ない子だと煙たがられていました。
けれど、おばあちゃんはいつも、私が言い返さず、本当のぎりぎりまで我慢していた事を分かってくれていて、あなたは本当に優しい子。優しい子と、呪文のように私に言ってくれました。
私はおばあちゃんのそんな優しさのおかげで、脇道に逸れることもなく、まっすぐ育つことができました。
今でも、理不尽なことや、正直者が馬鹿を見るようなことに出くわした時にはおばあちゃんの優しい言葉を思い出して乗り越えています。
暮らしが厳しくて、おやつなんてとても買えないのはよく分かっていました。
そんな中、おばあちゃんは毎日、毎日、畑や田んぼ仕事で疲れているのに手作りのアイスやおやきを用意して私たちの帰りを待ってくれていました。
子どもを育ててみて、どれほど大変で愛情がなければできないことかがよく分かりました。
本当にできない事をしてくれました。
私は今までの長い人生で、おばあちゃんみたいな愛のある人には出会えていません。
自分のことより人のために生きていたおばあちゃん。
私は自分のわがままが我慢しきれなくて、たくさん困らせましたね。
三年生の時、生爪をはいでしまいました。その時も、おばあちゃんよりおおきくなっている私をおんぶして、2キロ近い道をお医者さんに連れて行ってくれました。
お金はなかったけれど、愛情は溢れていました。
おばあちゃん、誰にもできない素晴らしい日々を、愛情を注いでくれて本当にありがとうございます。
おばあちゃんがくれた愛情で、今も私は生きています。
今度は我が子や他の人に注ぐ番だと思っていますが、なかなかおばあちゃんのようにはできません。
いつかそちらに行った時に、あなたは優しいいい子だねと言ってもらえるように、これからも生きていきます。

心からありがとう。

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