- 03 お祖母ちゃんへのありがとう
- 2018.03.29
ひいおばあちゃんに、ありがとう
きよ
わたしが3歳のときに亡くなったひいおばあちゃんに、ありがとうと伝えたいです。
わたしとひいおばあちゃんは、たった3年間しか命が重なりませんでしたので、正直、一緒に過ごした思い出や記憶はほとんどありません。
でも、家族から伝え聞く、ひいおばあちゃんの数々のおもしろ武勇伝、そして「お前はひいおばあちゃんに似ている」という言葉に、わたしは勇気をもらっています。
戦前生まれで、女は家で家事を手伝い見合いで嫁に行く、というのが当たり前の風潮の中、家を飛び出し、今で言うウエイトレスの仕事を見つけて働いていたひいおばあちゃん。
そこでひいおじいちゃんと出会い恋愛結婚。無事にお嫁には行けたものの、いざ結婚生活が始まると、なぜかお米の炊き方を知らず、ひいおじいちゃんに教えてもらう始末。
結婚後数年たっても子どもができず、当時の慣習により離縁されかけるも、ぎりぎりのタイミングで妊娠。その後5人の子どもに恵まれるという強運。
歳をとってからも、気が強く奔放な性格は変わらず、まわりの手を焼かせたようですが、わたしは、強く自由でたくましい女性だったであろうひいあばあちゃんと、その生き方が大好きです。
これからも「お前はひいおばあちゃんに似ている」と家族から言ってもらえるよう、強さや自由さを忘れず、そして唯一、わたしだけが受け継いだ、ひいおばあちゃんそっくりの大きめの切れ長の目を自慢に、毎日を過ごしていきたいと思います。
ひいおばあちゃん、そちらでもお元気ですか。わたしはあなたの生き方に勇気をもらって、いまを生きています。
素敵な人生を送ってくれて、ありがとう。
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