どんなときも助けてくれてありがとう

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旦那様へ

旦那様はパパと呼んでいるので、ここからはパパと書こうと思います。

パパ、出会ってもう15年です。赤ちゃんの頃出会ったなら、もう中学生。
もし小学1年生で出会ってたら成人まで一緒ってことですね。

わたしは私たちの付き合いから今までをあっという間だったといい、パパはいつも長かったと言う。
色々ありすぎて、短く思えないといいますね。

結婚して、子供が生まれて、初めての子育ては二人で四苦八苦しましたよね。
ちょうどパパの仕事は厳しいプロジェクトで、朝まで帰ってこられない日もあったし、休み返上なんて日もあった。
でもパパは、初めて生まれた子をとても大事にしてくれて見ている私は子供に焼きもちやいたりするぐらいでした。

休みの日は、ベビーカーを引いて公園に行ったり、抱っこひもにいれて買い物にいきました。慣れないママは赤ちゃんのお世話が得意でなく、パパに沢山助けてもらいました。

もともと、大ざっぱで気の利かない私と要領が良くて器用なパパ、もちろん大変なのはパパだったと思います。だから子供が生まれてからも、ミルクを作る、沐浴
、オムツ変え、寝かしつけ、パパのほうが上手にこなして、自分のふがいなさに
がっかりしたものです。

我慢できなくなったパパと大喧嘩する事もよくありました。
それでも子供が幼稚園に上がるころには、子育てが楽になり、コミュニケーションが取れるようになった子供との時間は、私たち夫婦の幸せでした。

そんな中でパパは、子育てをしながら、自分で会社を立ち上げました。
自分ひとり誰にも頼らずスタートした当初の大変さは、きっと私の想像を絶するものだったはずです。
それでもパパは私と子供に変わらず優しかった。

第2子を授かり、家族が4人になった今もそれは変わりません。

他にも大きな出来事がたくさんあり、今は当時住んでいた東京を離れて
札幌にいますし、義父が脳梗塞で倒れて半身不随になり、介護生活を送ることになったり、私が体を壊し、持病を持ったり、我が家にとって、ここまでの道は平坦ではありませんでした。パパはそんな日々を冷静に受け止めてすごしてくれました。

なんとか今暮らせているのは、変わらないパパのおかげです。

有難う、本当に有難う。

子供たちはあなたが大好きです。やっぱり焼けちゃうくらいパパが世界一のパパだと思っています。

わたしはそんな貴方たちの姿を見ているのが一番の幸せです。

私の持病はまだ名前が付かず対処療法しかないのが現状です。
まだまだ迷惑かけてしまうのはよくわかっています。

でももう少しそばにいさせてください。
もうしばらく貴方たちを見させてください。

私は私なりに貴方たちを幸せにする方法を生きている限り探し続けます。

いつも一緒にいてくれて有難う。これからも宜しくお願いします。

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