幸せであることが恩返し

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おばあちゃん

4年前に亡くなったおばあちゃんへとお手紙を書きたいと思います。

おばあちゃんは小さな身体で本当にパワフルな人でした。
両親が不甲斐なくあまり良い環境で幼少期を送ることの出来なかった私たち兄妹。
そんな私たち孫のことをいつも心配してくれていて、毎日のように電話して「ごはん食べたかい?お金に困ってないかい?」と言って洋服やお小遣いを送ってくれたね。

お盆やお正月や夏休み帰省した時には、おじいちゃんの運転する車でおばあちゃんは一生懸命地図を見ながら(その当時カーナビなんてなかった)色んな観光地に連れて行ってくれた。

私が成人して社会人になり婚約した時には涙を流しながら手を握って「本当におめでとう。〇〇ちゃん(私)と〇〇さん(婚約者)の幸せがおばあちゃんの幸せよ」と言ってくれた。
こんな台詞他の誰かから言われててもなかなか信じられるものじゃないけど、おばあちゃんが言ったその言葉は心の底からの真実なんだとすぐに受け入れられた。

そして、もうすぐ結婚式というときにおばあちゃんは亡くなってしまいました。
それは桜が満開の雲一つない青空の日でおばあちゃんの最期に相応しい晴れ晴れした日でした。

そしてその一年後の桜が満開の時に長男が誕生しました。私にはこれが偶然に思えません。
きっと長男を見守ってくれているのはおばあちゃんなのかなと思います。

おばあちゃん本当にいつもありがとう。

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