- 11 彼氏・元カレへのありがとう
- 2020.11.14
あなたがいたから生きていられる。ありがとう
元カレへ
高校1年から約7年間付き合ってくれた元カレとの出会いは中学生の時でした。よく席が隣になり、話すようになってたまたまた同じ高校への進学が決まったタイミングで告白されて付き合うことになりました。私にとって初めてのカレで、一緒にいるだけでドキドキする毎日でした。彼は物静かですが、前向きでいつもポジティブな言葉を私にかけてくれました。
私の家庭環境は複雑で、母は3回の結婚と離婚を繰り返し、その度に振り回される私たち姉妹。毎日毎日夫婦喧嘩で怒号が飛び交い、妹は段々素行が悪くなり、警察のお世話になることも度々でした。そんな家庭環境の中で、長女だからしっかりしなくてはと頑張っていましたが、家族のために頑張ることの意味が分からなくなり、「死んでしまえたら楽になるのに」本気でそう思ったこともあります。カッターを手首にあてたこともあります。
私は誰かに頼れる性格ではなく、親の前でも泣いたことがありません。そんな私にカレは「泣いていいんだよ。全部吐き出さないと、辛くなる。一緒に考えよう。」と言ってくれました。それまで誰にも言えなかったこと、苦しい思い、すべて吐き出す私を彼は受け止めてくれました。一緒に泣いてくれました。「何もできなくてごめん。でも側にいることはできるから」と。
普通の家庭に育ったカレにとって、私の家庭環境はとても重かっただろうと思います。デートをしていても30分おきに帰ってこいと連絡をする母。家事全般をしていた私が家事をさぼると、「お前と付き合ってるから家のことをしなくなった」とカレにひどいことを言う母。そんな母に対しても彼は逃げることなく、ちゃんと向き合い、私が家事ができるように家でのデートを増やしてくれました。
いつでも私を優先してくれて、「大好きだよ。もう少し大人になったら結婚して幸せな家庭を作ろうね」と言ってくれたカレ。きっとカレがいなかったら私は自殺をしていたのではないかと思います。カレだけが私を認めてくれ、受け入れてくれました。何度も何度も大切だと言ってくれました。
でも、これ以上一緒にいることで、カレまで不幸にしてしまいそうで怖かったので、お別れをいいました。優しくて、前向きで、おちゃめなカレ。大好きだったけど、どうしても巻き込みたくなかったので・・。彼は最後まで別れたくないと泣き、抱きしめて離してくれませんでした。そんなカレと高校1年からの7年間という長い年月一緒に居られて幸せでした。
私を大好きだと言ってくれてありがとう。
私のすべてを受け止めてくれてありがとう。
いつでも私の一番の味方であり、理解者になってくれてありがとう。
あなたがいたから、私は今も生きています。
幸せになってね。
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