- 14 ペットへのありがとう
- 2020.02.11
いつかまた天国で会えるのを楽しみにしています。
私の一生の一番の親友うさこへ
うさこ、久しぶり。
天国はどうですか。友だちはいっぱいできましたか。
たくさん遊んでいますか。
またいっぱいご飯を食べていますか。
うさことお別れしてから、早いものでもう20年近くも経ってしまいました。
だけど今でも、うさこと初めて出会ったときのこと、たくさんの可愛い子ウサギの中から「この子にする!」とうさこを選んだ日のことがとても鮮明に思い出されます。
まだ中学生になったばかりだった私。
まだ子ウサギだったうさこ。
とても懐かしいです。
たくさんの子ウサギたちは、私が近寄って行くとみんな警戒して端の方に逃げてしまいました。
だけど一匹だけ、私が近寄っても逃げずに一生懸命ご飯を食べ続けている真っ黒な子ウサギがいました。
それがうさこでした。
妹が選んだ子は残念ながらすぐに死んでしまったけれど、うさこはとても長生きしてくれましたね。
うさこを連れて一緒に走った遊水池の野原。
うさこは急に止まるから、うっかり踏みそうになって危なかったな。
うさこはとても頭がよくて、私が学校から帰ってくると玄関まで毎日迎えにきてくれた。
父と母と妹と私が一緒に「おいで」と言っても、必ずまっすぐに私の膝の上に飛び乗ってきてくれた。
母が撮ってくれた、満開の桜の木の下でうさこを抱いた私の写真は今も実家に飾ってあります。
死んでしまう前夜、私の膝の上に乗って甘えるように頭を押し付けてきたうさこ。
あれは、お別れを言っていたのかな。
私はうさこがいなくなってしまってから悲しくて、悲しくて、もう一生うさぎは飼わないと心に決めました。
20年近く経った今でも、うさこの後にうさぎは飼えていません。
あのときまだまだ子どもだった私も、今は結婚して2人の子どもたちのお母さんになったんだよ。
うさこは驚くでしょう。
下の子がね、この前突然「うさぎが飼いたい」って言い出したんだ。
私はうさぎをもう一度飼えるかな……。
ついつい長くなってしまいました。
私の一番の親友、一緒に過ごした時間は私の一生の宝物です。
いつかまた天国で会えるのを楽しみにしています。
ありがとう。
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