老いてしまった両親へのメッセージ

両親へ

私が今一番感謝しているのは、私の両親です。母については、昨年6月に既に他界してしまいました。母は私に対していろいろなことを教えてくれました。結婚に対するアドバイスももらえました。

結果的には、母が反対する結婚相手と結婚することになりましたが、やはり、母の予想通りうまくいきませんでした。もっと結婚する時に、母の言うことを聞いていけば良かったと思ったことが印象深いです。しかし、結局離婚することになってしまった時には、いろいろとアドバイスにも乗ってもらえて、とても感謝です。

次には、父に対しても感謝したいです。父はいつもおおらかでした。たいした作業でなくても、いつもお疲れさんと言ってくれました。

また、父の口癖で、人間関係を良好に保つためには「バカになることだ」というセリフがありました。いろいろなことに知らないフリをすることで、他人から情報を得た時に「バカになることで」相手を認めたり肯定したりすることになり、人間関係が良好になるのがわかりました。このことは、私が社会人になってから、わかったことで、長期的な視点にてアドバイスをくれた父にとても感謝しています。

かつては、母親に頭が上がらず軽蔑していた父ですが、最終的には大きな人間性を持っていることがわかり、父親が器の大きい人物であることを、自分が50歳を過ぎてから理解することができました。

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