変わったと認めてくれてありがとうございました。

○○先生

私は家庭環境が急変したことをきっかけに、小学校の高学年から少し荒れてしまって、よく先生に呼び出されるようないわゆる問題児の一人でした。中学校に入っても授業を聞いていなかったり、時には授業の邪魔になるような行動を頻繁に起こしていました。

特に田中先生が担当だった体育ではサッカーの時間にボールを蹴散らしたり、先生の似顔絵をコートに書いて困らせたりのしました。見放してもおかしくないのにたぶんずっと信じてくれていたんだと思います。

2年生の途中でこのままではだめだと気付いてクラスの体育委員になったり、授業にもまじめに取り組むようになりました。成績も上がり、３年生の体育大会では選手宣誓も務めました。

３年生の卒業が近づいてきた時期のある体育の授業前に数名の生徒と先生が「この３年間で誰が変わったか」という話をしていました。通りがかった私を見て先生が、「でもやっぱり一番変わったんは○○やわ」と言ってくれました。これまでのことをちゃんと謝れてもいなかったのに、心を入れ替えたこと、私の変化を認めてくれたことが本当に嬉しかったです。

あれから１０年以上経ちますが、今私は自分は変われると信じるとともに、人の変化も素直に認めることを大事に生きています。先生本当にありがとうございました。

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