選んでくれてありがとう

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コリコへ

コリコへ
あの時私を呼んでくれてありがとう。選んでくれてありがとう。
あなたはあの時生まれてからまだ1ヵ月くらいだろう小さな小さな仔猫だったのに、びっくりするくらい大きな声で私を呼んでいましたね。
梅雨が始まる前のよく晴れた日だったことを覚えています。
あの日、前の仕事がたまたま早く終わったので立ち寄ってみた現場にあなたが1人ぼっちでいたことは、ありきたりな表現ですが
運命だったのではないかと思います。
猫風邪で目やにだらけ、半分開いていない目で、大きな声で鳴きながら、短い足で
まっすぐ私の方に向かって来ましたね。
猫と一緒に暮らすのは初めてで何もわからなかった私をあなたが選んでくれたのは、
私がそうだったようにあなたも私に何か感じてくれたと思っていいでしょうか。
あなたと暮らし始めてもう2年半。
手のひらに乗るくらいだったあなたは
先日の検診で遂に5キロをオーバーして
しまいましたね。
たぷたぷのお腹や、抱き上げた時の重みや温もり、あなたをお留守番させて出掛けた後、服に着いているのを見つけた毛にまで幸せを感じてしまいます。
落ち込むことや悲しいこともあるけれど、
あなたが待っていると思うと暖かい気持ちに
なることができます。
私はあの時あなたを救ったのかもしれませんが、それ以上のギフトを私は日々あなたからもらっているのです。
この手紙を書いている今も、私の側には窓の外の鳥を真剣な顔で見つめているあなたがいます。  
コリコ
呼んでくれてありがとう。
選んでくれてありがとう。
コリコ、あなたが大好きです。
どうかお願いです。
出来るだけ長生きして、出来るだけ私の側にいてください。
それから病院でもらったお薬はちゃんと飲む
ことと、私のベッドでおしっこをするのは
控えてください。

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