いつもそばにいてくれてありがとう。安らかに。

愛犬ナッツへ

天国へ旅立った愛犬ナッツ。
あなたが我が家へ来たとき、まだ我が家が新築間もないころでしたね。雑種だけどまだ子犬でとてもかわいいあなたに私たち家族はもうメロメロ。

子犬の頃は、家族の靴をかじったり、縁側をかじったり、新しい家なのにあなたのまわりだけボロボロになっちゃっていろいろ大変だったな。若くて元気だから散歩に行っても帰りたがらないし、知らない人が来ると吠えまくったりもしましたね。

でも私たち家族のことを本当に愛してくれてたね。パパ、ママ、お兄ちゃん、私、それぞれのことをきちんと理解して、それぞれの接し方をしてたね。

お母さんが倒れた時も真っ先に吠えて他の家族に知らせてくれたし、私が超氷河期の就職活動でへこんでいるときもそっとベッドに来て慰めてくれたね。
そんなあなたが私たちは大好きでした。

やんちゃだったナッツも年々落ち着いてきて、そのうち元気がなくなってきてすっかりおじいちゃんになっちゃったけど、それでも私たち家族のことをいつも愛していてくれてありがとう。

段々食事の量が減って、二階への階段を上がることもできなくなって、それでも私たちに一生懸命生きる姿を見せてくれてありがとう。

最後の最後、息を引き取る瞬間まで私たちを愛してくれてありがとう。息を引き取る瞬間「キャン！」と一声鳴いたあなたの言葉忘れません。

安らかに眠ってください。
ずっと空から見守っていてね。
ナッツ、ありがとう。

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