ありがとう

父へ

影で支えてくれていた父へ。
父は仕事優先で、亭主関白だったから、
幼い頃から遊んでくれたり、どこか家族で出かけたりすることが
殆どなくて、正直父の事が苦手だったよ。

けど、私がどんどん大人になって、「最近どうだ？」「元気にやってるか」
って久しぶりに会った時に、気にかけてくれてありがとう。
大人になって、陰で沢山沢山支えてくれていたことに気づきました。
本当にありがとう。

私が受験生の時、毎日毎日夜中に帰ってきて、休日は塾に缶詰状態で勉強していて、
へとへとで家に帰ってくると、「パチンコで勝ったから」といって
御菓子やケーキを買ってきてくれてありがとう。

私がやりたいといったことを、いやな顔をしながらも、絶対ダメと言わず、自由にやらせてくれてありがとう。

お母さんが倒れた時、必死でお母さんの面倒をみてくれ、家のこと沢山してくれてありがとう。あの時、私は何もできなくてごめんね。

一年前に起きてしまった事故で、今は記憶障害と戦って、
沢山悩んで、辛い思いをしているから、今度は私がお父さんの事を
沢山支えて、少しでも恩返ししたいと思っています。

たまに連絡するね。大切な人が出来たら報告するね。もう少し心配かけることもあるけれど、
まだ未熟な私だから、許してね。
本当にいつもありがとう、これからもよろしくね。

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