味方でいてくれてありがとう

10年間勤めた会社を先月退職しました。

理由は精神の病気。自分ではわかっていました。でも、誰にも言えずに病院に行き、診断を受け辞めることに決めました。友達にも言えず、家族にも言えず、家にいても健康状態は悪化する毎日。そんなときわたしの変化に気づいてくれたのが、両親でした。

精神病といえば、やはりまだ世間の認知や偏見は、ひどいものです。ずっといい子で過ごしてきた私には、辛い偏見でした。早く治して早く働かなきゃ、普通にならなきゃと気持ち的にかなり焦っていました。

また、無職のわたしにとっては、医療費や家賃などの生活にかかるお金も貯金から切り崩していてもうあと何ヶ月続けられるかという状態。追い詰められてどうにもならなくなってきたとき、「急がなくていい。ゆっくり生きよう。」と言ってくれたのが両親でした。誰にも認められず、どこにも所属できないわたしを丸ごと受け止めてくれました。

今まで反抗したこともあったし、親孝行と呼べるものは一つもできていないと思います。それでも、無条件に愛してくれて、認めてくれる。本当に一言の感謝だけでは済みません。まだまだ時間はかかるかもしれませんが、いつか必ず恩返しをしたいと思います。

わたしを認めてくれて、愛してくれて、味方でいてくれて、ありがとう。

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