元気なうちに伝えたかった「ありがとう」

お父さんへ

小さい時から大人になった今でも
楽しいときも悲しい時も
うれしい時も困ったときも
どんなときでも自分のこと以上に
私のことを心配してくれていたこと
分かっていたのに

それが当たり前みたいな顔して
素直にお礼も言えず
日々の生活を送っていた

何か注意されれば
言葉にはせずとも
心のどこかでうるさいなって
思っていた

だけどね
今こうしてお父さんが弱ってしまって
寝たきりになって
薬のせいで意識が
もうろうとしている状況になってから
伝えるのでは遅すぎたのかな？って
本当はすごく
後悔している

元気なうちに
意識がしっかりしているときに
もっとたくさんの
「ありがとう」を
伝えておきたかった

今からでも遅くないと自分に言い聞かせて
寝ているお父さんに
何度も何度もありがとうって
伝えてる自分が
悲しくて情けなくなる

涙があふれて
泣きながらありがとうって伝えるよりも
笑顔でありがとうって伝えたかった

お父さん
たくさんの愛を
ありがとう

お父さんが私に残してくれた
１つ１つの言葉
心の奥で大事にしていきます

大好きなお父さんへ
京子より

お気に入りに入れる