おばあちゃん、育ててくれてありがとう

おばあちゃんへ

私のことを大切に育ててくれたおばあちゃん、本当にありがとう。

大人になって立派なレディになれるように、って、小さい時からずっと「さん」付けで呼んでくれて、家事も勉強も、一人前の大人のように何でも話してくれて、なんでもやらせてくれましたね。

「戦争でわすれちゃったから」って学校で覚えた事を聞いてくれたり、どんなに下手な手伝いでも、いつも「助かった。働き者だ。ありがとう。」と言ってもらえて幸せでした。

小学校の運動会は欠かさずに来てくれたし、親が来られなかった友達を集めて一緒にお弁当を食べてくれましたね。

私が喋るのが下手だったり座っていられなかったりして、いじめられたり先生に怒られたりしたときは、何があったのか書き留めながら聞いてくれて、そして慰めてくれたり、叱ってくれたりしました。

おばあちゃんは怒ると怖かったけれど、納得するまで話をしてくれたから、私は素直に聴くことができました。おばあちゃんのおかげで、私は人に親切にする事、人を大事にする事のかけがえのなさを知りました。

大人になって、おばあちゃんと私は血のつながりがないことを知りました。

でも、おじいちゃんはいつも、おばあちゃんにそっくりだ、美人になるぞ、賢くなるぞと言ってくれました。おばあちゃんが亡くなったあとも、ずっとおばあちゃんのことが好きなおじいちゃんを見ていて、私は最高の両親に育てられたなと思っています。

ずっと感謝しています。本当に、ありがとう。

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