限りない優しさを教えてくれてありがとう

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おばあちゃんへ

私の小さなころから沢山の優しさと愛情を注いでくれました。

幼少期、母にかまってもらえなかった私。どうしてもかまってほしくて泣きわめいていた時に一番におんぶしてくれて外を散歩してくれたことを今でも覚えています。

もう少し大きくなるとおばあちゃんは良き話し相手として、そして何をやっても褒めてくれる存在として常に近くにいてくれました。
私がすること全てを「それは良いね」と肯定してくれるのは、今思えばおばあちゃんだけだったように思います。

おばあちゃんは病気がちで何度も入院を繰り返していました。
ある日、私が小学校の作文で「祖母のような病気の人でも食べられるようなケーキを作りたい」と書いたら、嬉しそうにその作文を眺めてた姿を思いだします。

そんなおばあちゃんでしたが、私が成長すると少しおばあちゃんとの距離が出来てしまいました。態度には出さなかったけど、話が合わないし、心配性のおばあちゃんが疎ましく感じてしまっていたのです。
今思えばもっと優しくすれば良かったと思うし、自分自身が恥ずかしく感じます。

私が結婚し子供を生んでしばらくした頃、おばあちゃんは亡くなりました。最後の最後まで私を気にかけてくれました。
年齢を重ねれば重なるほど、おばあちゃんの優しさが胸にじんわりと染みてきて「ありがとう」の気持ちが溢れてきます。

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