遠くからいつでも応援してくれてありがとう

お母さんへ

私が小学校を卒業してすぐお父さんを亡くし、兄弟のいない私を女で一つで育ててくれて感謝しかありません。父親っ子だった私は、突然お父さんを亡くしてから、お母さんに対して、お父さんと同じように接するまで時間がかかってしまいました。

特に受験や国家試験前は精神的に不安定で、八つ当たりばかりしてしまったけれど、仕事や家事で忙しい中でもずっと支え続けてくれたね。社会人になってから、国家資格を活かさず海外留学に行ったり、リゾートバイトを転々としているけれど、いつでも私の思いを尊重してくれて嬉しかった。

仕事で精神的に追い詰められて、何気ないメールを送った時に親として何か察したのか、「いつでも帰って来ていいんだよ。」と返信が来て、思わず帰ってしまったね。私の大好きな豚汁を作ってくれていて、とても救われました。

還暦を過ぎてもパートで働き続け、私は安定した職に就いていない事を申し訳なく思っています。金銭的な援助をしたいところ、自分の趣味、思うままに海外や国内を動いているけれど、離れていても小包を送ってくれて嬉しかった。

あまり声に出して褒めることはなく、学生だった私は、お母さんが私のことをみていない、認めていないと思っていたけど、学生時代も社会人になってからも、ずっと私の味方でした。

素直にお母さんの忠告を聞けなかったり、反抗的な態度を取ってしまうことも未だにあるけど、これからもたくさん思い出を作っていこう。お父さんと約束していた国内旅行の場所や見てみたいところ、一緒に行こうね。大好きな旅行に行けるように、今度は私が恩返しする番です。

健康寿命が少しでも長く続いて欲しいです。今日まで本当にありがとう。

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