一緒に頑張ろう、といってくれてありがとう

お世話になった高校の先生へ

私は、専門コースを選択した事もあり、1時間半はかかる高校に通っていました。
始めこそ、意欲を持って通っていましたが、2年、3年と学年が上がるにつれて疑問を持つようになりました。たくさんの友達もいましたし、先生方もおもしろくて、学校生活自体は楽しかったのですが、友達と同じ方向性の進路を考えれず、悩んでいました。自分の進みたい美術系の進路を言っても、この高校には全く実績がないので分からない、できれば自分で調べてほしいと、2年の時の担任の先生に言われ、どうしていいか分からず、3年になりました。今のようにインターネットも普及しておらず、親に言って心配かけるのもと思いながら、どんどん時間だけが過ぎました。そんな中、図書館で調べたり、書店で情報になりそうな本を購入したりして独学をしていると、生活リズムも狂い始め、遅刻をしたりするようになり、3年の時の担任の先生に呼ばれ、どうしたのか聞かれました。話してもムダだと思いながら話すと、全く分からないけど、一緒に頑張ろう、ちゃんと高校を卒業しての進路だよ、と言ってくれました。多分、私が高校に対して意欲が無くなっていた事を気にかけてくださっていたのだと思います。それから、先生は色んなところに声をかけてくださり、隣の県のアトリエを見つけてくれました。それから、そこに通い始め、美術の大学に進む事ができました。先生の、一緒に頑張ろう、と言ってくれた言葉は忘れません。ありがとうございました。

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