方言を楽しんでくれてありがとう

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友達へ

連休に東京で暮らしている親戚の男の子が3人
旦那さんの青森の実家に遊びに来てくれたの。
青森ではフジテレビ系列やテレビ東京系列の番組を
放送しているテレビ局がないから
彼らが楽しみにしていたアニメの放送もなくてね。

ちゃんと説明してあげないとなと思いながら
私の口からつい出てしまったのが
「その番組は青森では入らないんだよ。」
という言葉。
イントネーションだけは標準語風なのに
思いっきり方言で話してたわけ。

あんなに騒ぎまわっていた子供たちが
謎の言葉が理解できなくて
ぽかーんと口を開けたままになったのを見て
また「テレビ入る」って久々に言ってしまったと気付き、
あなたのことが真っ先に頭に浮かんだの。

進学のため青森から上京することが決まった時、
ただでさえ人見知りなのに
頑張って誰かに話しかけたとしても
方言が出てバカにされたらどうしようと
とにかく不安でしかなかったんだ。

今になって思えば小さなことだし
堂々としていれば良いことなんだけど
当時10代の私にとっては大きな出来事。
入学式までの数ヶ月間
東京のアナウンサーの話し方を真似して
標準語のイントネーションの練習を
密かにしていたんだよね。

練習の成果が出たのかみんなから
「本当に青森出身なの?
青森弁じゃないから東京の人かと思ってた。」
と言われることが多くて自己満足していたの。
ただ、今思えばそう言ってくれる人は
みんな地方出身者だったかも・・・。

自分では上手く標準語が話せているつもりでも
やっぱりボロは出るもので
あなたに謎の言葉を突然話してしまったよね。
「Mステ今日入るから早く帰ろう。」とか
「そのゴミ一緒に投げようか?」とか。

イントネーションだけは標準語風で
話す言葉は方言という謎の言葉を連発したのに
あなたはバカにするわけでもなく
「ごめんね、どういう意味か教えて欲しいな。」
と表情を変えずに優しく尋ねてくれたよね。

あなたが聞いてくれたから
「テレビ入る」や「ゴミ投げる」が共通語ではなく
方言だと知ることができて助かったよ。
それにいろんな言葉を知るのは勉強になるからと
あなたはもっと方言教えて欲しいし
青森旅行に行ってみたいと言ってくれて
本当に救われる思いだったし嬉しかったんだ。

ずっと方言にコンプレックスを感じて
いろんな人と話すのに戸惑っていたけど
あなたのおかげでもし言葉が通じなくても
説明すれば良いだけだから
堂々としていようと思えたの。

本当にありがとう。感謝しています。

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