心の距離をうめたい、妹から姉への感謝の手紙

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お姉ちゃんへ

お姉ちゃんとは1歳しか年が離れていないためか、周りからはよく双子と間違われることが多かったですね。

でも実際は、両親の教育方針で、きっちり姉と妹として育てられたせいか、いつしか私達の間に壁ができるようになりましたね。

お姉ちゃんは、ずっと大変だったと思います。
1歳しか年が離れていないのに、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と、よく母が言っていた言葉が今でも耳に残っています。

両親は、姉は妹を守ること、妹は姉を敬うことを教えてくれましたが、大人になったいま思うと、1歳しか離れていないので、お互いはもっと同等な立場だと感じていたと思います。

でも、お姉ちゃんはそんな両親の期待に応えようと、いつも私の前を歩いていました。
小学校の登下校では私を守ってくれたり、いじめられそうになったら男の子にもはむかっていく姿を私は心強く思っていました。
その後の高校、大学も私には目指せない学校に進んだりと、どんどん私から離れていってしまいましたね。

私は普通にお姉ちゃんと買い物へ行ったり、洋服の交換をしたり、好きな人の話をしたり、パンケーキを食べに行ったり、友達とするようなことをお姉ちゃんと一緒にしたかったです。

でも何となく、お姉ちゃんは私と距離と取っていましたね。
私はお姉ちゃんによく思われていないんじゃないか?と考えることもあります。
いつも我慢させられて、私に譲ってくれたり、本当は両親に甘えたくても私の手前できなかったお姉ちゃん、本当は寂しかったんじゃないかなと想像します。

でももうやめにしませんか?
お互い大人になりました。
私はもっとお姉ちゃんとの距離を縮めたいです。
いつかお互い結婚して子供が出来た時に、お互いの家を行き来して子供達と分け隔てなく遊べるような、そんな関係になりたいと思っています。

お姉ちゃん、今まで私の前を行く「姉」でいてくれて本当にありがとう。
これからは一緒に年を重ねていきたいです。「お姉ちゃん」と一緒に。

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