わがままな私を面倒見てくれてありがとう

マネージャーへ

マネージャーと出会ったのは4年前です。
私は入社してまだ3か月程度のことだったと思います。正直、私には向いていない仕事だろうと思っていたころで、辞めてようかなと思っていた時期でした。

そんな時に、マネージャーが異動してこられました。
毎日、仕事がつまらないと思っていた私に、最初にマネージャーが言った言葉を今でもよく覚えています。「仕事は楽しんでやろう！！」

私たちの仕事は接客業です。自分たちが楽しまないとお客様にも楽しんでもらえないとマネージャーは言ったのです。
仕事は仕事で、お金を稼ぐためのものと思っていた私には楽しむという概念は今までありませんでした。

私はとてもわがままで、何度もマネージャーを困らせてきました。出来ないことも多かったのに、ゼロから全て教えてくれました。文句や愚痴もたくさん言っていたのに、ひとつひとつに耳を傾けてくれました。
マネージャーのおかげで他のスタッフとも仲良く出来るようになり、仕事が少しずつ楽しく思えるようになりました。

こんなに粘り強く面倒をみてくれたのはマネージャーが初めてでした。
たくさんの話をして、ケンカをして、泣いて、悩んで、笑い合いました。
気が付けば、4年の月日が経っていました。3か月で辞めようと思っていた私が、なんやかんやで続けれてこれたのはマネージャーのおかげでした。

そして、そんなマネージャーは、お家の都合で今月退社することになりました。
マネージャーがいなくなる仕事的不安もありますが、それ以上にとても寂しく思います。

ただ、マネージャーが育ててくれた私はこれからもこの場所で頑張ろうと思います。そして、私にも新しい夢ができました。
マネージャーと出会って変わった自分があって、そしてまた一歩成長したいと思えるようになったのです。

私は上司にとても恵まれたと思います。
本当に感謝しかないです。そして、本当に一緒に働けて楽しかったです。
これから寂しくなるけれど、都合が合えばまた一緒に飲みに行ったり笑い合ったりしたいと思っています。

本当に、出会ってくれてありがとうございました。

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