先生へ

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私の通っていた高校は校則が厳しく、ヤンキーがたくさんいる無秩序な中学から進学してきた私にはなかなか大変な環境でした。

今振り替えるとばかだなあと思うのですが、眉をそったり、シャツの第一ボタンをあけたり…ちょっとした校則を破ることで自由に生きてるんだ!なんていきがっていました。そんな私に先生が仰られた「不自由な中でいかに自由にいきるか。その勉強だと思いなさい。」という言葉。年を重ねることに身に染みています。

大学生になり、バイトをして初めて社会に足を踏み入れたとき。社会人として企業に勤めたとき。結婚して妻になったとき。母親になったとき。その時々でたくさん枷がありました。大人は好き勝手していいな。なんて思っていた幼い自分をしばきたいぐらいです。

それらの枷にがんじがらめになりそうなとき先生のその言葉を思い出します。枷をしんどい、辛いと嘆くだけなら簡単だけど、この中でどうやって自由に遊べるのか。楽しめるのか。そんな風に考えると自然と呼吸がしやすくなります。

先生。あなたの言葉は私の生き方の軸になっています。自由と無秩序、自由と我が儘の違いについてもあの時先生の言葉で学んだからこそくじけず折れず歩き続けられています。

ありがとうございました。

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