猫を見送らせてくれてありがとう

愛する夫へ

いつもお仕事お疲れ様です。
この数ヶ月、猫の介護のために実家に帰ることになり、家事が週に数日しかできなくてごめんなさい。
あなたが許してくれなかったら、猫のそばにいることができませんでした。

猫の容体が悪化したと報告した時、（最後の数日間だけ）「家事しに家に戻ってこなくていいから、猫ちゃんのそばにいてあげてね」と
言ってくれて本当にありがとう。
あの後すぐに、猫の容体が悪化してそのまま、あの子は、私の腕の中で逝きました。
最後は苦しまず、穏やかに逝くことができました。
あなたのおかげで、我が子同然の猫と、最後の三日間を過ごせました。
本当にありがとう。

家に帰った私を、優しく迎えてくれてありがとう。
帰ってすぐに、「ごめんなさい」と頭を下げた私に「なんで謝るん。よく頑張ったね。」と慰めてくれましたね。
猫が死んで数日経っても、泣いてばかりの私に、
「猫ちゃんは、寝たきりになる前に逝けてよかったね。あなたに看取ってもらえて本当に良かったと思うよ。」
と、声をかけて、抱きしめてくれたこと、忘れないです。

あなたと結婚して良かったです。本当に。心の底から。
あなたと過ごす時間の方が増えていくのに、猫にばかり構って、怒ってるんじゃないかと思っていました。
怒るどころか、私を優しく抱きしめ、慰めてくれましたね。
あなたは、世界一の優しい夫です。
誇りに思います。
いつも本当にありがとう。

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