いつも言えないけど大好きだよ

お父さんへ

お父さんには、私は子供の頃からずっと甘えてきましたね。
三姉妹の末っ子の私にあまり怒ることもなく、常に穏やかで、私がどんな時にも責めることはなかったよね。

私は、今親になって子供には元気に明るく、周りの子と仲良くそして勉強も運動もできるように、と思ってしまいます。
それで怒ったりして自己嫌悪に陥ります。

でもお父さんを思うと、その怒りも止まれます。
お父さんからしたら、お勉強はともかく人前ではなかなか積極的になれず、授業中に指されても何も答えられずに黙ってしまうことのある娘は恥と思ってもおかしくなかったと思います。

けれど、私にその事で怒った事はありません。
私はそれがとてもありがたかった。

私に、もう少しこうなってくれよと言わずに普通に、優しく接してくれてたお父さん。
それはすごい事だなと今は思うんだ。

ほんと、ありがとう、お父さん。
私のお父さんでいてくれて、ありがとう。

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