おいしいお米をありがとう

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おじいちゃんへ

産まれてから20年毎日おじいちゃんが作ったお米を食べていました。本当においしいお米でした。そんなおじいちゃんが急に体調が悪くなり、入院し、3か月後に亡くなってしまいました。

その後おじいちゃんの田んぼはそのまま土地ごと売ることになり、翌年から市販のお米を買わざるを得なくなりました。外では他の米を食べることがありましたが、家ではずっとおじいちゃんのお米を食べていました。初めて家で市販のお米を食べた途端、なんだか涙が溢れてきました。

涙があふれたのは、やっぱりおじいちゃんのお米が好きだと思った、おじいちゃんのお米を今後食べられないと思った…
いろいろおじいちゃんとの思い出がよみがえってきました。

小さい頃は田んぼで田植えの手伝いをしたり、田んぼの中でザリガニやアメンボをとったり、米の収穫をしたり、いつもおじいちゃんと私は笑顔で笑っていました。

おじいちゃんのお米って本当においしいね~とたくさん食べると、「そりゃ愛情こめて作ってる自慢のお米だ!おいしいにきまっとるだろ!ほっほっほ!」とうれしそうにおじいちゃんは笑っていました。

亡くなってしまい、もう会うことはできないけれど、おじいちゃんのおいしいお米をことを忘れません。
今までありがとう。これからも天国で笑いながら私を見守っていてね。

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