- 02 お父さんへのありがとう
- 2019.02.15
思春期のお弁当
いちごわっふる
お父さんへ
お父さんへ。中学生の時お弁当を作ってくれてありがとう。
いつもはお母さんが作ってくれていたけれど、その日はお母さんが調子が悪くて代わりにお父さんが作ってくれましたね。
お父さん、一人暮らしの経験も長くて料理は得意なほうでしたよね。小さい頃はお父さんが夜ご飯を作る時も多くてちょっと楽しみだったのを覚えています。
でも、中学2年生女子という思春期真っただ中の私のお弁当には何を入れていいか迷って、ご飯の横にキュウリの浅漬けと塩昆布、おかずはちくわにキュウリとチーズを詰めたものとだし巻き卵、煮豆といった色合い的にはとても良いとは言えないものが入れられていました。
教室で開けたとたんに恥ずかしくなって、急いで食べたのをよく覚えています。当時はもっとかわいいものを作ってほしかった、という思いがあって、帰ってきてからお母さんにお弁当の話をして笑っていましたが、今になって自分がお弁当を作る立場になるとその大変さが非常に身に沁みます。
忙しい中、頑張って作ってくれてありがとう。お父さんの優しさが遅くなったけど伝わりました。味も美味しかったよ。お父さんなりのお弁当に気持ちがこもっていてとても嬉しかったです。元気で長生きしてね。
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