避難せずに市民の為に頑張ってくれた方々にありがとう

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震災時に地元を離れず頑張ってた皆様へ

東日本大震災発生後に原発事故が起きました。
私の住んでいる地域は沿岸部は壊滅的な被害を受けたのですが、内陸部はそれ程大きな被害を受けませんでした。
避難指示は出ていない地域でしたが、政府からは出来るだけ屋内退避をするようにと言われました。

それでも食べ物を探しに行かなくてはならないのでずっと屋内にいるわけにはいきません。
そこで多くの市民が放射能に怯え自主避難を次々と始めました。

友達たちも次々と自主避難をしてしまい、私は苛立ちを感じました。
凄く裏切られたような気持ちになったのです。
こっちは避難したくても出来ないのに自分たちばかり避難するなんてズルいと思いました。

あの時自主避難した人たちは食べ物がない苦しい生活や水のない生活のしんどさは理解出来なかったと思います。

そこで私が感謝したいのは、自主避難をすることもなく地元に残り市民の為に働き続けてくれた皆さんです。
スーパーやガソリンスタンドを開けて営業してくれた方々、荷物を届けてくれる郵便屋さん。
市内は全域が断水してしまったので、復旧させる為に水道局の方も避難することなく頑張ってくれました。

もしあの時もっとたくさんの人たちが自主避難をしてしまっていたら、飢え死にした人が出てたかも知れません。
本当は放射能が怖くて避難したかった人もいたと思います。
それでも残って仕事をしてくれてありがとうございました。

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