- 「ありがとう」コラム
- 2018.04.13
感謝・ありがとうの気持ちとエネルギー
感謝の気持ちを持てる人は強いです。そして、明るいです。感謝の気持ちやありがとうの気持ちはだれにもある感情ですが、でも、その気持ちの大きさや伝え方は、その人によって大きな違いがあります。
辛いときは感謝の気持ちが出にくいかもしれません。でも、そんな時こそあえて、何か小さな感謝を探してみてください。身の回りにきっと何か感謝することがあるはずです。
例えば暖かい春の日差しが気持ちよかったら「お日様、ありがとう!」って、声に出して言ってみてください。言葉には力がありますから、きっとちょっぴり元気が出るはずです。少なくても、ありがとう言った後の方が気分が悪くなった、ということは決してありませんよね。
言葉のパワー
言葉にはパワーがありますが、その中でも特にありがとうの言葉にはパワーがあり、人間はもちろん動物や草木まで元気にします。
ある実験で同じ花の鉢植えの、一つ鉢にはありがとうの言葉をたくさんかけ、もう一つ鉢にはありがとうの言葉を全くかけないという実験をしました。
その結果は、ありがとうの言葉をたくさんかけてもらった花はとっても見事にキレイに咲き、ありがとうの言葉をかけてもらえなかった鉢の花とは歴然とした違いがあったそうです。
このように、ありがとうの言葉のパワーは科学的にも証明されている事実ですが、人間にとってはなおさらのこと、ありがとうの言葉は元気が出る魔法の言葉となります。
ありがとうの言葉のもつオーラ
ささやかなことでも感謝ができ、そしてありがとうと言える人は幸せです。
逆に、その人の「心癖」で傍から見たら幸せな状態でも、不満タラタラな人もいますが、それでは本人も不幸ですが、周りの人にも嫌な思いをさせてしまいます。
ささやかな幸せでも幸せを感じることができる人は強いです。ストレスの感じ方も少なくてすみます。幸せと感じる心は「習慣」であり「心癖」ですから、意識して幸せを感じる心を育ててみてください。
ハッピーオーラは見る人を気持ち良くさせますが、相手のその反応は自分に返ってきて、自分もまた、幸せな気持ちになります。
大勢の人のなかには偏屈な人がいて、妬みもあって幸せそうな人を見ると、意地悪をしかけてくるかもしれません。でも、ささやかなことでも幸せを感じることができる人は傷つき方も少なく、ストレスの感じ方も少なくてすみます。
小さなことでも満足できる人が一番裕福
ありがとうの言葉や感謝の心は人間関係を円滑にする人生の特効薬です。しかも、脳や体にも効果が期待できる特効薬なのです。
70歳に近い高齢の部類に入る知人の夫人は「痴呆症の防止には、嬉しいことや楽しいことを増やすと痴呆症になるリスクが下がる」ということを聞き、美味しいものを食べることを心がけたり、自分が気持ちよく感じるように、毎日お化粧もするようになりました。
そして、気持ちよく暮らせるようにお掃除も丁寧にするようになりました。
それまでは、一人暮らしということもあり、家事全般も身なりにも構わなかったその夫人ですが、自分が気持ちよく過ごせることを実行し始めてから、不思議な感覚に陥ったそうです。それは、日常のことを丁寧にやり始めたら、自分でも驚くほど色々なことに感謝するようになったというのです。
丁寧に暮らすようになったことと、色々なことに感謝するようになった因果関係がなにか、今一つわかりません。ただ、想像できるのは、美味しく食べようと心して食べると食べ物にも自然に感謝がわくかもしれません。
出かけなくてもキレイにメイクした自分を鏡で見るとモチベーションは上がりますよね。そんな毎日が楽しくて、色々なことに感謝できるようになったのかもしれません。
ソクラテスの言葉
その夫人の話を聞いて思い出したのは、哲学者・ソクラテスの「一番小さなことでも満足できる人が一番裕福です。その理由は満足を感じることは自然があなたに与えてくれる富だからです」の言葉です。
この夫人は感謝=自分の変化の満足だったのかもしれません。
ひょんなことからたくさんの感謝を感じるようになったこの夫人は、一人暮らしのすでに老後と言える生活を、驚くほど生き生きと過ごしています。
この夫人の例だけでなく、感謝やありがとうの気持ちは人を幸せにし、エネルギーとなるようです。
長野県在住、二人の息子を育てて今は静かに生活中。過去の出来事を思い出しては感謝することが多くなり、改めて感謝の気持ちを大切に日々をおくることを強く意識。「感謝は心癖、感謝の心が沸くと次々に感謝することが起こる」という言葉に感銘を受けている。
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