生きてくれてありがとう

愛犬へ

１５年以上も一緒に暮らした愛犬にありがとうを言いたいです。

あなたが１７歳になって、動きが遅くなってきていたので心配していたのですが、それでの散歩には行きたがるし、食事もちゃんと摂っていたので、まだ大丈夫だと信じていました。
そんな中、とても辛そうだったので、かかりつけの動物病院に連れて行くと、腎臓と肝臓が悪くなっていて、明日の朝まで持たないかもしれないと言われて、すごくショックでした。

事実、家に帰っても、とても辛そうで、鳴き続けて苦しそうで、見ているのも辛かったです。
でもきっと回復すると信じて、一晩中、あなたの体をさすりながら、今までの事の感謝の気持ちや、生きてほしい気持ちをいっぱい伝えました。

そうしながら、何度も泣きました。
あなたがこのまま、逝ってしまったらと思うと、すごく怖かったんです。
それとあなたが苦しむ姿を見るのが、とても辛かったです。
このままお別れが来るのか、と少し覚悟もしてましたが、幸運にも次の日の朝にはだいぶ状態が良くなりましたね。
それを見た時には本当に嬉しかったです。

動いたりはまだ出来ませんでしたが、苦しそうに泣くのは止めたので、このまま回復してくれると信じて、それからもあなたの体をさすりながら、何度も何度も話しかけて、キスをしたりしましたね。
それからも、少し時間はかかりましたが、少しずつ回復してくれて、２，３週間後には自分の足で歩くことも出来るようになったり、ごはんも催促するようになりましたね。
本当に奇跡だと思います。

病院の先生や職員の皆さんも、あんなにひどい状態から驚異の回復だと驚いて＆喜んでくれて、一緒に面倒をみてくれました。
あなたの状態が良くなってからは、あなたが好きでよく行っていたビーチや公園に一緒に行って遊びましたね。
そうできるまで回復してくれたので、最後にたくさんの良い思い出が出来ました。
長めに生きてくれて、本当にありがとう。

最後の数か月は介護が必要で、あなたの状態が少しでも悪いと心配でたまらなかったり、寝れない日も多かったですが、それでも一生懸命に生きてくれたお陰で、最後まで悔いが残らないように世話が出来て良かったです。
世話をする時間をくれて、本当にありがとう。

あなたが天国に逝った後は、本当に悲しくて何も出来なくなってしまったけど、それから数年経った今でも、毎日のようにあなたのことを思い出します。
本当にありがとう。

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