完璧夫とわがまま妻

パパへ

パパ、いつもお仕事お疲れ様です。毎日私たち家族のために一生懸命働いてくれているおかげで、安心して生活が出来ています。
パパが私の実家の近くに住むことを了承してくれたおかげで、うちの親も親族も安心しています。

こっちに引っ越すことはパパにとって重大な決断だったと思います。転職もしなければならなかったし、名字も変えたよね。すごく大変な決断をさせて、無理をさせていたかな？ごめんなさい。

あの時、私はそんなパパを支えられていたかな？
責めてばかりいたような気がします。全ては私のためにしてくれていたのにね。私もいっぱいいっぱいでした。ごめんなさい。

やっと決まった今の職場。ちょっと家からも遠い距離で大丈夫かと心配しましたが、毎日通っていますね。朝早くからすごいと思います。
さらにパパは、仕事だけでも大変なのに家事も手伝ってくれます。なんて出来た人なのかと本当に感謝しています。

パパにこういう手紙を書くと、なんて素晴らしい人と結婚したのだろうとつくづく思います。なのに私は…良い妻でいれているでしょうか？
これから先いつまで一緒にいれるかわかりませんが、最後に結婚して良かったと思ってもらえるように、少しずつ良い妻になりますね。でもパパがいないと何も出来ないわがまま妻ですので、これからもずっとよろしくね。
ありがとう。

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