先生、お元気ですか？

保育園時代の先生へ

小さいころ、親が共働きだった私は保育園に通っていました。
父も母も私を大切に育ててくれてはいましたが、やっぱり親がいないのは寂しいもの。私を保育園に置いて仕事に向かう父や母の背中を泣きながら見送っていたことは、今でも覚えています。

当時、私が保育園で一番大好きだったのはＫ先生。40代後半くらいの女性の先生で、親と別れて泣いている私のことをいつも気にかけてくれました。

保育園へは年度の途中から入園したこともあり、なかなか馴染めなかった私。Ｋ先生は私のクラスの担任ではありませんでしたが、私はよく、自分のクラスではなくＫ先生のクラスに遊びに行っていました。

当然、私の担任の先生は怒りますが、私はＫ先生が大好きで大好きで、どんなに怒られてもＫ先生のクラスに遊びに行きました。
Ｋ先生は怒ることなく、「あら～、また遊びに来たの～」と私を抱きかかえ、頭をたくさん撫でてくれましたよね。

1年も経たないうちに、私はまた別の保育園へと移ることに。記憶には無いのですが、最後の通園の日にＫ先生と私がお花を持って2ショットで写っている写真が、今も家にあります。

Ｋ先生。もう70～80歳くらいになるのでしょうか。
元気に過ごしていらっしゃいますか。
たくさんの愛情を注いでくださってありがとうございます。
先生のように素敵な方に囲まれて、私はこんな大人になりました。
また、お会いしたいです。

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