- 03 お祖母ちゃんへのありがとう
- 2018.09.07
スーパーヒーローの祖母へ
きくこ
祖母へ
もめ事があれば、国内はもちろんの事ハワイまでぶっ飛んでいくおばあちゃん。
どうやって解決しているのだろうと、一回気になって後ろからついて行ったことがありました。
あれは、70年来の知り合いの夫婦がもめている時に「きくさん! ヘルプ」とそこの家の子どもたちから連絡を受けて飛んで行った時の事でしたね。
「いい加減にしなさーい!」
と、あいさつもしないで玄関から乗り込んで一喝。
「制限時間5分、一人ずつ別室で話を聞いてあとは私の独断と偏見で処理するからね! 来なさい」
と、そこの家のおじいさんの襟首をつかんで別室に本当に連れ込んで話を聞いていました。
あまりの乱暴さに唖然。
いくらおじいさんが年下でも、80代のうちの祖母が70代のよそのおじいさんの襟首をつかんでずるずるやっている姿にみんなあっけにとられ、いつの間にか騒ぎは収まっていました。
ありがとうございますと、その家の家族からはお礼を言われましたが孫としては消え入りたいほど恥ずかしかった思い出があります。
でも、その有り余るパワーのおかげで私自身が結婚した後に「あんたら非常識! 反省なさい」と私の嫁ぎ先に理不尽なことがあるとアタックをしてくれたおかげで随分と円満な夫婦生活を送ることができるようになりました。
普通ならば遠慮する場面も「嫁だった時に、あんたたち何が苦しかったって今自分が嫁に対してやってる事だろうが。何繰り返してるんだ」と一喝。
おばあちゃん、ありがとう。
スーパーヒーロー過ぎて真似ができないけど、あの潔い一喝のおかげで今日も近所は平和です。
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