マイペースな私と友達でいてくれてありがとう

シングルマザーの友人へ

もともと友人は少ない。連絡を取ることもなかなかできないタチである。携帯電話のメモリーも少なくて驚かれる。
社会人になってからの友人も本当に数えるほど。その中の一人は派遣先で出会ったシングルマザーの年上の女性。

私は人に話しかけることが苦手である。何を話せばいいのか考えるほど、何も言えなくなって会話が膨らまない。一人でランチを取ったほうがよっぽど気がラクだと常々思っていた。

その友人からある日夕食を食べに行こうと声がかかった。声をかけてくれたことに感謝し、その時から毎月1度は外食をするのがお決まりパターンとなった。

私は独身だが、友人はシングルマザー。仕事も掛け持ちしていてとても大変であったにも関わらず、時々遠出をしたりとプライベートでも遊びに行くようになった。

私はとてもマイペースで気づかぬうちに人を自分のペースに巻き込んでしまうことがある。逆にあまり自己主張が強い人とはご縁がない。

仕事やプライベートでの愚痴を聞いても、嫌がらずに話を聞いてくれて本当に感謝している。何よりこんな性格の私とこれまで変わらず友人でいてくれていることに感謝している。こういう感謝を伝える機会がきっとないだろうから、この機会に残しておきたいと思う。

『これまで、ありがとう。引き続きよろしくお願いします。』

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