ありがとう

さっちゃんへ

さっちゃん、小学校のころ、さっちゃんと遊ぶのが楽しくて大好きでした。なのに、私は、さっちゃんと一緒にいたいのに、Nちゃんが一緒にいようと誘ってくるのを断れなくて、なかなかさっちゃんと一緒にいられなくてごめんなさい。

それなのに、Nちゃんが私をハブにした時に、誰の目も気にせずに、私のところへ来てくれたのは、さっちゃん、あなただけでした。さっちゃんは、何も言わないけれど、すごく強くて芯の強い、そしてとても優しい子でした。私はそれに比べて、いつも誰かの目を気にして、誰かの機嫌を伺って、自分がどうしたいのかなんて考えていませんでした。

さっちゃんのその強さは、今の私にでも、まだないな〜っと、毎日反省することばかりです。でもね、さっちゃんが、私に見せてくれた強さを、私も持ちたいと、ずーっと、ずーっと思っています。

さっちゃんにずっと言えなかったんだけど、本当にありがとう。あの時、他の子たちがなんと言おうと、私と変わらずに付き合ってくれたあなたの存在が、どれだけ私を救ってくれたことだったか、わかりますか。

いつもはっきりと言えなくてズルズルとして、さっちゃんを悲しませることもたくさんあったのに、こんな私を責めることもなく、優しくしてくれてありがとう。さっちゃんはどうしているかな？また、会えるの楽しみにしています。今度会えることがあったら、絶対に言うね。ありがとうって。

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