- 01 お母さんへのありがとう
- 2018.07.25
貴女の愛は本物でした。
羽神戸
お母さんへ
お母さんはいつも力になってくれました。
ある日のこと
私はとても重い病気にかかりました。
といっても、本当は大したことのない病気です。
それでも私は、死を近くに感じるほど病気に怯え、毎日泣いていました。
そんな中、母は怒ります。
「そんなに弱音はいてどうなるんだ!」と。
私はカチンときて、泣きながら怒鳴り散らしました。
私の何がわかるんだ、親でしかないくせに、と。
入院すらしたことのない私が1ヶ月近くも入院しなければならないといわれたのは異常だったのです。そのせいでおのずと怖さがこみ上げます。
それからというもの、表情が暗かったり弱音を吐くと怒られるようになりました。
私は母がどんどん嫌いになりました。
それと同時に、こんな病気を早く直して普通の生活に戻りたい!と強く思うようになったのです。
だからなのでしょうか。入院期間は当初1ヶ月だったものが、2週間前後で終わりました。
退院だと言われた私はおどろいて尋ねると、
「治そうと頑張ったから早く終わった」というのです。
その時、お母さんがなぜあれほどまでに怒っていたのか合点がいきました。
嫌われ役を買って出て、どうにか気持ちを前に向かせようとしてくれたのです。
お母さんに嫌われているものだと思っていましたが、愛ゆえでした。
お母さん、あのときは本当にありがとう
お母さんのおかげで今の私があります。
貴女の愛は、本物でした。
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