- 07 息子・娘へのありがとう
- 2018.05.25
小さな恋人へ
nanoko
結婚当初、子どもはすぐできるものだと思い、産み分けも考えていた私。
自分が姉妹だったから、子どもも姉妹希望だった。
でも、なかなか授からない。
後から結婚した友達がどんどん妊娠していく中、不妊治療をスタートしました。
働きながら病院へ通うことにストレスを感じ、不妊治療に専念したくて仕事もやめて病院通いに。
精神的にも肉体的にも金銭的にも本当にきつかった。
そんな長い年月の後、ようやく授かったあなたは私のところへ来てくれたね。
希望とは違い息子だったが、そんなことはどうでも良かった。
ただ、ただ、授かったこと、生まれてきてくれたことが本当に嬉しかった。
初めての子育ては分からないことだらけで、本の通りにすんなりは成長していかない。
なかなかハイハイしなかったり、離乳食を食べてくれなかったり、時には泣き、怒り、イライラしたり、反省したり、試行錯誤してママも成長してきたんだよ。
もう一度あなたを産むところからやり直せたら、もう少し優しいおおらかなママになれるかもしれないけど、ごめんね。
あなたももう小学生。
ママと結婚したい!と今でも言ってくれ、大好き!とくっついてくれる甘えん坊なあなたを見て、息子で良かったと思っているよ。
いつか、あなたも好きな人を見つけ、私の元から離れていってしまうね。
いい大人になってもずっと家にいるのも困りものだけど、早く離れていってしまうのも寂しいと複雑なんだよ、ママは。
今はまだまだママに甘えて、ママの小さな恋人でいてね。
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