私の大好物を作ってくれてありがとう

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13歳の娘へ

13歳の娘は反抗期真っ最中です。
機嫌が悪かったり、私に小言を言われたりすると、もの凄い剣幕で叫んで怒ります。ドアをきつく閉め、物に当たります。いわゆる、逆ギレです。
そんな娘が先日から英会話の塾に通い始めました。
そこの先生は、授業後に英語の枠から離れて、おしゃべりをしたり、色々な質問に答えてくれるそうです。
先生は私に「本当はお母さんのことが大好きみたいですが、なかなか素直になれないようですよ」と、言いました。
私も血が熱いタイプなので、娘の反抗に応戦してしまう節があります。娘は私のことが嫌いなのか、とも思っていました。
なので、もう少し私が大人にならねば、と反省しました。
娘はこの先生に心を開いたようで、塾に通い始めてから、逆ギレする事がなくなりました。
そんな折、いつもはスマホに夢中だった娘がキッチンで何やら作り始めました。これも大きな変化です。
「出来上がるまで見ないでね」と言うので、私は出来上がりを待つのみ、でした。
4時間後、出来上がったのは大きな大きなショートケーキ。
「お母さんが大好きなものを作ったよ」と、言うではありませんか。以前、「何のケーキが一番美味しいかな?」と、皆でおしゃべりをしていた時、私が「ショートケーキ!」と言ったのを覚えてくれていたようです。
久しぶりに聞く、娘からの嬉しい言葉でした。
そして、久しぶりに紅茶を入れてティータイムを楽しみました。
まだまだ不出来なお母さんでごめんね。
あなたの作ってくれたショートケーキはどこのお店のものより美味しくって、何より、一緒に食べた時間はとっても楽しかったよ。
どうもありがとう。

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