大切に育ててくれてありがとう

今は亡きお父さんへ

お父さんがこの世を去って2年半。
親元離れて早15年以上の月日が経ち、両親に会えるのは年に1～2回という頻度の中、3年前の2月に癌が発覚しました。
ステージ4でもう長くは生きられないと言われながらも、遠く離れて暮らしていること、そして仕事も多忙なことから、ほとんどお見舞いにも行けず、癌が発覚してから会えたのは2回だけ。

生前まだ元気だった頃、お父さんは私に、「自分に何かあっても、職場の人に迷惑掛けてまで帰ってきたらあかんよ。」と言っていました。
私も自分の仕事にはプライドを持ってやってるので、仕事や職場の仲間には迷惑掛けられないと思い、実際そうなった時も最後まで仕事をし続けました。
その結果、お父さんの最期を見届けてあげられなかったけど、本当にこれで良かったのかなと、今でも後悔の念に駆られます。

お父さんは本当に優しく、一人娘の私を可愛がって大切に育ててくれました。
お父さんから連絡してきたりとか、詮索や束縛したりとかは何もなかったけど、何も口に出さなくても、大きな愛情を感じられました。
誰に対しても思いやりがあり、周りの人を大事にしなさいと教えてくれたお父さんに、心から尊敬を示すと共に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。
本当にありがとう。

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