俳句の世界をありがとう

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先輩へ

仕事大好き人間の私を、俳句の世界に誘ってくれました。仕事一筋がいいと思っていたし、心に余裕がなかったので「定年になったら俳句をします」と、控えめにお断りすると、『現役から始めてこそ楽しい老後が待っているのよ」と、勧めてくれました。俳句に季語が一つとか「切れ」は、教科書で習ったくらいで、何が何だかわからないまま、数年が経っています。しかし、俳句の目で見ると、鳥の鳴き声の変化や雲の流れの微妙な感じがちょっとした感動につながることを実感し始めました。あの時誘ってくださったからこそ、今のほんわかとした俳句の世界に触れることができたのだと感謝しています。本当にありがとうございます。遠方におられるため、数年に一度しかお会いできず、なかなか面と向かってお礼が言えていませんが、心から感謝しています。還暦になったのに、俳句の世界では「若者」で通るのも、面白い世界です。先輩方が、自分の人生経験を踏まえ、生き生きと歳時記をもって、自然と心を通わせ言葉を紡いでおられる姿をリスペクトしています。年齢を重ねても、瑞々しい心や素直に感動する心を持っていれば、青空のように澄んだ心で澄んだ目で人生を送ることができるんだなと感じているところです。定年を迎え、コロナ禍で外出できない中、部屋の窓から見る景色や庭の変化、訪れる小動物たちを俳句のファンタジーの主人公に仕立てています。これからも17音の中に、ドラマをつくって色をつけ音を流していきたいと思います。

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