ありがとう、これからもずっと一緒にいてください

同居の恋人へ

同居して２ヶ月。
何もなかった部屋から家具や生活に必要な物も一通りそろって、毎日ではないけれどご飯も作るようになりました。
一週間ほど前。二日連続で作った夕ご飯に文句を言ったこと、覚えていますか。
１日目は、マンネリ化した味付けを冒険したとき。思った以上に濃い味付けになっってしまいました。その時は私も失敗したと思い二人で笑いましたね。
２日目は、以前に大成功した食事で、初めて作った時に美味しいと感動してくれたことを覚えています。そのときは風味付け調味料を入れすぎてしまい、あなたは最後まで食事をしてくれませんでした。
私は思わず怒ってしまいました。”味”だけを評価された気がして。少しでも栄養がある食事を作りたい、健康であってほしい。今まで家では料理をしたことがなかった私が食事を作る理由です。
失敗は私自身が一番わかっているのです。私は思わず、「それなら失敗のない外食をしてきたらいい。二度と食事をつくらない」と言ってしまいました。
前置きが長くなってしまいました。
そんなあなたが今日、二日目の水筒を持っていったのです。私は休日で朝寝坊をし、起きたらあなたはいませんでした。昨日の朝に入れたお茶。１日目は熱すぎて飲めなかったとそのまま持って帰ってきた水筒。飲めたのかは不安でしたが、ふと涙が溢れました。
私が淹れたお茶をきちんと飲んでくれようとした気持ちに。
食事の文句の件で喧嘩をした私たちですが、あれから作った食事に文句を言わなくなりましたね。私がどれだけ失敗したと自分で言っても、あなたは一切何もいわない。これくらいがいい、と。
料理の味や出来ではなく、作った私の気持ちも汲んで料理を口にしてくれる。
二日目のお茶も飲もうとしてくれた。（かなり不安ですが。無事であることを祈ります。）
こんなに素敵な人と一緒に生活ができるようになってこれ以上嬉しい気持ちはありません。
ほんとうにありがとう。

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