亡くなった祖母に「ありがとう。」

おばあちゃんへ

大好きなおばあちゃん。

遠くに住んでいた為、たまにしか会えなかった私のおばあちゃん。
いつも明るくて、周りに人が集まる、そして自分で洋服のお店を持っていてバリバリ働くカッコイイおばあちゃんでした。
小学校の入学式や七五三の時には、おばあちゃんが洋服を作ってくれました。
すごく嬉しくて、それを着て過ごした１日を今でも覚えています。

たまにしか会えなかったけれど、毎回会いにいくのを子供ながらに楽しみにしていました。
おばあちゃんも、私が成長していくのを楽しみに見ていたように今は思います。
そんなおばあちゃんは私が中学生の頃、病気で亡くなってしまいました。
当時はおばあちゃんの病気を認めたくなくて、きっと治るんだって言い聞かせるようにして不安ながらに毎日を過ごしていました。
治ると思いたいからこそ、おばあちゃんが弱っていくのが信じられず、ちゃんと「ありがとう」を伝えられませんでした。
おばあちゃんにしてもらった、沢山のこと、想いに「ありがとう」を伝えたいです。
最後に会った時におばあちゃんは歌っていました。その綺麗な歌声は今でもしっかりと覚えています。
一緒にお買い物に行ったり、何気ない会話をしたり、ボードゲームで遊んでみたり、旅行に行ったり、本当に色褪せない大切な思い出です。

そんな経験から、今一緒に時間を過ごす大切な人達には「ありがとう」をちゃんと伝えていきたいと思います。

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