周りが見えなくなっていた私を優しく、さりげなくサポートしてくれてありがとう。

お母さんへ

私が若い時にお付き合いしていた男性は長年の夢だった自分のお店（レストラン）を経営している人でした。ですがその経営はあまり上手く行っているとは言えず、凄く苦労していました。お付き合いし始めてからその経営が上手く行っていなくて大変な思いをしている彼の姿を見た私は、彼のレストランで働きながら彼のサポートをしたいと思いました。そして彼と一緒に毎日、朝から晩まで働き続けました。
そんな私の姿を見た母親は彼とのお付き合いに反対して、最初は色んなことを言われました。でも彼のことが大好きだった私は母親のいう事を無視して、彼とのお付き合いを続けながら、彼のレストランで必死に働き続けました。
すると母親は私の気持ちを理解しようとしてくれて、そして私とそのレストランのサポートを色々とやってくれました。例えば、レストランで働くことばかりに気を取られている私にたまには違う楽しみをした方が良いと言って映画に行こうと誘ってくれてう一緒に映画を見に行ったことがあります。また陶芸が趣味でしたので、レストランで使う食器を手作りして持ってきてくれたことも何度もあります。
お母さん、あなたは私が若い時にお付き合いしていた彼氏が経営していたレストランで私が働き続けることを反対していましたよね。でもそのうち私のことを理解しようとしてくれて、そして私の事やレストランのサポートを色々としてくれましたね。レストランの経営状態を良くすることに必死になりすぎて、その他のことに目が向いていなかった私のためにたまには気晴らしが必要だと言って、ちょっと強引に映画に一緒に行こうと誘ってくれましたね。映画に行く前は「こんな映画を見るくらいなら少しでもレストランのためになることをしたい」と不満に思っていたのですが、実際に映画を見てみたらすごく良い映画で感動してとても良いリフレッシュする時間を過ごすことが出来て、また仕事を頑張ることが出来ました。
また陶芸の趣味を生かして、レストランで利用できるお皿や小鉢など色んな種類の食器を手作りして持ってきてくれましたよね。その温かみのある食器のお陰で料理の見栄えも良くなってお客さんからも好評でした。
私があまりにも彼氏のレストランに没頭し過ぎて周りが見えなくなっていた時に、あなたは優しく、さりげなくサポートを続けてくれたことに本当に感謝しています。その後、彼氏とは別れてそのレストランで働くことも辞めて長い年月が経ちますが、あなたが一生懸命に私をサポートしてくれたことは今でも心に残っています。本当にありがとう。

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