出会ってくれてありがとう

大好きだったあなたへ

あなたと最後にあったのは、小学校の卒業式から4ヶ月後にあった同窓会です。あれからもうすぐ2年となります。
あなたは、小学校1年生の9月に転入生として私のクラスにやってきました。まだまだ恋というものを知るのには幼すぎた私は、転入生が珍しかっただけでした。それから卒業まで、クラス替えはがあったとしても同じクラスでした。そして、気がついたら好きになっていました。
しかし、気がついたのは、あなたが隣のクラスの女の子と付き合っている、という噂が流れた頃でした。5年生の初夏…今くらいの季節です。
あなたは、クラスの中心で運動神経も良くて。でも、私のようなウジウジしたつまらない子とも、席が隣になると話してくれました。つまらなそうな素振りなど一切みせずに。なぜか隣の席になることが多く、勉強の質問に答えたのもいい思い出です。肩が触れるかどうかのスレスレの距離で一冊の教科書を2人で見たのが懐かしいです。下の名前で呼んでくれた日には、夜も眠れないくらいでした。
そしてこの前の冬休み、私の小学校時代の親友に会いました。その子から、あなたは今もあの時の彼女と続いていることを聞きました。私は純粋に、「幸せそうでよかった」と思いました。あなたの写真も見せてもらいましたが、あの時と変わっていない笑顔で安心しました。
あなたに出会えてよかったです。恋する嬉しさ、切なさ。教えてくれてありがとうございました。全然会えないけど、笑顔でいてくれるなら。幸せでいてくれるなら。これ以上は何も望みません。
あなたに出会えたから、あんなに楽しい小学校生活でした。あなたに出会えたことは、小学校時代で1番の思い出です。
だから、これをバネにして、次の恋に進みたいなぁ。なんて。私は女子校なので、今は無理だけど…
あなたに負けないくらい幸せになりたいです。

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