怒ってくれてありがとう

たけしへ

あれは、もう10年前になりますね。

当時野球部でキャプテンをしていた私は、コーチであるあなたへ、負の感情をもっていました。

・理不尽
・怒りすぎ
・今日来なかったらラッキー

中学生である私は、部を強くするために上手くチームをコントロールできませんでした。毎日毎日怒られて、泣いてしまうときもあり、正直、こんな部活に入った自分を責めるくらいまで追い込まれていました。正直、練習に来なかった時はほんとにラッキーだと思っていました。それはチームメンバーも同じことを思っていたと思います。

ただ、このような日々があるから、メンタルが鍛えられ、高校・大学も元気にやってこれたと思います。

そして、時は最後の大会で負けた後のミーティング。

あなたが言ったことを私は、明確に覚えています。

「お前らに会えてほんとに良かった」

ただ怒りにくるだけじゃなく、ほんとに私たちのことを教育しようとして、忙しい仕事の合間でコーチに来てくれていたのだと、分かりました。

そんな私は、大手企業の内定をGETできました！
面接では、毎日のように怒られていた中学での部活動のことを話すと、面接官が目の色を変えて私を見るように。。。

あの日、怒られていなかったら、大手企業に入社することはできなかったでしょう。

ありがとう、たけしコーチ

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